海底240m、総延長53.85Km。津軽海峡の海の底を貫く、当時は世界最長の青函トンネル。
かつて、青函トンネルの一大工事基地であった本州方基地竜飛付近に建設された青函トンネル記念館の「展示ホール」では 構想から42年、過酷な条件の中で繰り広げられた数々の軌跡を、当時の資料をもとに音や映像、立体モデルなどを交えて、わかりやすく紹介されています。

そして、海面下140mの世界を体験できる「体験坑道」へは、 ケーブルカー「青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号」に乗り込んで 斜度14度の斜坑を下り、わずか7分で到達できます。このケーブルカーは、青函トンネルの工事にも利用されたものです。今も利用されている地下坑道の一角には、特設展示エリアが設けられ、実際に掘削に使われた機械や機器などが展示され、 当時の現場が 再現されています。体験ツアーの所要時間は約40分です。世界へ誇る大事業をぜひ体感しましょう。


青函トンネル工事年表

1946年 4月 地質調査開始
1954年 9月 青函連絡船・洞爺丸事故
1964年 3月 日本鉄道建設公団発足
1964年 5月 北海道側斜坑掘削開始
1966年 3月 本州側斜坑掘削開始
1983年 1月 先進導抗貫通
1985年 3月 本坑貫通
1988年 3月 津軽海峡線開業
2016年 3月 北海道新幹線開業




青函トンネル本州方基地竜飛付近に建設された青函トンネル記念館。
ケーブルカー乗車時間まで時間があるので、まずは展示館から見学する。



削岩機で掘削する様子



青函トンネルに懸けた技術者の一生を描いた映画「海峡」。高倉健さん主演。
技術者魂を感じられる素晴らしい映画である。なんと青函トンネル貫通前に上映開始。



青函トンネルの難工事を伝えるパネル。常に出水、土圧との闘いであった。



昭和51年には、最大の異常出水を経験。これを乗り越え貫通に漕ぎつけた。



貫通式などの式典等で使用された品々。



トンネル内測量の様子



青函トンネルの構造と地質を示す大模型。極めて複雑な地質であることが分かる。



青函トンネルの概要説明。当時は世界最長であった。記述は当時の「世界最長」のまま。



青函トンネルの構造図。今は新幹線が走行するが、かつて走行していた寝台列車が走行する
絵のままとなっている。



竜飛定点まで下るケーブルカー。青函トンネルの工事に使用され、現在もトンネル保守で
使用されている。



青函トンネル記念館駅から体験坑道駅まで下る。体験坑道駅は、青函トンネルの旧竜飛
海底駅、今の竜飛定点の位置である。



工事用のケーブルカー



ケーブルカーの内部



運転席。斜抗入口は、効率の良いトンネル内の通風を行うため扉が閉鎖されている。



斜抗の扉が開いているところ。



ケーブルカーが斜抗を下る。



海底の体験坑道駅に到着。



竜飛定点付近であることが分かる。



青函トンネルには、本抗の他に先進導抗、作業抗があり、体験坑道はこれらの坑道を利用
したものだ。



青函トンネルの湧水を利用した魚飼育の水槽



工事用のケーブルカー線路が坑内に残る。



これから展示ゾーンに向かう。尚、坑道内は当然ながら係員との同一行動が求められる。



青函トンネルの工事で使用した工具類



削岩機とダイナマイト



ダイナマイトスイッチ。



大形の削岩機。いわゆるドリルジャンボに搭載される。



トンネル作業員を運んだ人車



人車の内部



トロを牽引するバッテリーロコ。鉄建公団のマークが誇らしい。



ずり(残土)を積み出すトロ(貨車)



ずりをトロに搭載するずり出し積込機



岩盤を固定させるアンカーボルトでロックボルトと呼ばれる。



ダイナマイトを装填する孔をあける削岩機



小型特殊削岩機とパワーユニット



トンネル内部で土圧を支える仮構造物である支保工



地盤を正確に把握するための先進ボーリング。掘削方法を判断する重要な役割を果たした。



セメントミルク+水ガラスのグラウト(注入剤)



グラウト(注入剤)ミキサーとグラウト(注入剤)ポンプ



コンクリートの吹き付け



土のう?



切羽間警報装置。工事中に異常が発生した場合、作業員に知らせる。



この門の先が竜飛定点。旧竜飛海底駅とのこと。



複雑に入り組む作業抗。左の作業抗を歩き続けると吉岡定点に到達できる。



見学を終え、ケーブルカーで青函トンネル記念館駅へ戻って来た。斜抗の扉が閉まる。



さらに扉が閉まる。



ケーブルカーが格納された頂上駅(青函トンネル記念館駅)を外から見る。



ケーブルカーの巻き上げ機が格納された建屋。





青函トンネル記念館

開館期間
4月25日~11月10日(冬期間は閉館)

料金
特別セット料金(記念館入館料+体験坑道乗車券) 大人1,500円・小人750円

開館時間
午前8時40分~午後5時

アクセス
青森駅からJR津軽線三厩駅下車(100分)。外ヶ浜町循環バス龍飛行き乗車(所要時間27分)、青函トンネル記念館下車。
または、新青森駅からレンタカーで約1.5時間















青函トンネル記念館