
DE10+マヤ35 苗穂にて
マヤ35形高速軌道検測車は、国鉄から継承したマヤ34形高速軌道検測車の後継として、JR東日本のE491系電車(East i-E)をベースに開発・導入されました。動力は持たず、他の気動車や機関車にけん引される客車ですが、将来自走できる電気検測車を組み込み総合検測車を構成することも計画されています。日立製作所で製造されました。
車体
構造・断面をE491系と同一とした20 m 級(21,300 mm)のアルミニウムダブルスキン構造(A-train)車体で、溶接にはFSWが使用されました。床面高さは1,140
mmですが、貫通路部分のみ併結するキハ40形気動車とあわせ1,270 mmとなっています。外観上の窓や扉は前後の妻引戸、1位側と4位側に点対称に設けた側開戸、測定室の落とし窓以外にありません。後部標識灯は貫通路上部に装備されています。外装は北海道新幹線用のH5系と同じ緑をベースにした塗装を採用し、紅葉をイメージしたオレンジと雪原をイメージした白のアクセントが入っています。
車内
車端部よりの半分が電源装置や検測装置となっており、車体中央よりの半分がモニタや作業台を設けた測定室となっています。出入り台の扉のない側には床置き型の空調装置が設けられています。
台車
E491系をベースにJR北海道で使用している検修部品と極力共通化を図った検測装置付きの円筒積層ゴム支持ボルスタレス台車、N-TR35形台車を装備します。検測方式は光学式および電磁式のレール変位検出器を用いた2台車非接触式で、従来困難だった積雪期の変位検測が可能となりました。
ブレーキ装置
ブレーキ方式は自動空気ブレーキとし、留置ブレーキ・保安ブレーキは装備していません。ブレーキ装置は基礎ブレーキ装置には踏面片押し式ユニットブレーキを採用し、制輪子は合金鋳鉄制輪子です。
電源装置
発電装置として防音型エンジン発電機(デンヨーDCA-124LSI形)を装備し、440 V 60 Hz 125 kVAを供給できます。この電源装置は将来総合検測車となった際に3両分の装置向け電力を供給できるようになっています。
検測は本線・副本線については特急列車運転線区は年4回、その他は年2回実施されています。
参考:https://ja.wikipedia.org

DE10+マヤ35 苗穂にて
マヤ35形 主要諸元
形式 |
マヤ35形 |
運用者 |
JR北海道
|
製造所 |
日立製作所
|
製造年 |
2017年 |
製造数 |
1両 |
最高運転速度 |
110 km/h |
車両定員 |
10名 |
全長 |
21,300 mm |
全幅 |
2,900 mm |
全高 |
3277 mm |
床面高さ |
1,140 mm
|
車体 |
アルミニウム合金 |
台車 |
軸梁式ボルスタレス台車
N-TR35 |
発電機 |
デンヨーDCA-124LSI形 |
制動装置 |
自動空気ブレーキ |

