JR北海道 日高本線は、苫小牧から襟裳岬に向かう途中に位置する様似までの146.5 kmの鉄道路線でしたが、全線の約8割 (116 km) にあたる鵡川駅以南が、2015年1月に発生した高波で線路が被災して運休となり、その後復旧することなく2021年4月1日に廃止されました。部分廃止以降の路線距離は僅か30.5
kmとなり、もはや襟裳方面へのアクセス路線とは言えなくなっています。そんな状態ではありますが、敢えて日高本線に乗車し、襟裳岬を目指してみました。(2023年7月乗車)
鵡川以南のバスについては、本サイトの「北海道のバス」ページをご覧下さい。

日高本線の起点である苫小牧駅。キハ40形1両で鵡川に向かう。

襟裳方面へ向かう観光客を意識しては無いと思うが、「道央花の恵み」車両が充当
されていた。

苫小牧駅を出るとすぐに苫小牧貨物駅を通過。苫小牧は道内有数の工業都市であり、
コンテナーの取扱数も多い。その多くは製紙会社で製造した紙と思われる。

やがて、室蘭本線と別れ単線で原野の中を進むと勇払駅に到着。

朝の下り列車に乗車する客はいない。
かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。また、1番線の
駅舎側に側線(副本線)を1線と、そこから分岐した貨物側線などの行き止まりの側線
を2線有し、さらに日本製紙勇払工場の引込み線も存在した様だ。

駅舎はコンクリートブロック造り二階建ての大きな建物。

勇払駅を出たあとは、勇払原野を突き抜ける。


天気が良ければ、さらに美しい景色だっただろう。


次の停車駅、浜厚真に停車。

浜厚真の駅名標。

浜厚真駅は貨車改造駅舎である。貨車改造駅舎が設置されてからも30年以上が経過。

車内の様子。単純な往復体験乗車組も数名いた。

キハ40の運転台。

車内の形式銘板は、1700番台への改造時からシールとなった。

700番台への改造は、平成4年に苗穂運転所で実施。
1700番台への改造は、平成18年に苗穂工場で実施。

終着駅の鵡川駅に到着。

車両は、そのまま折り返しで苫小牧行きとなる。

苫小牧行きワンマン列車。

広い鵡川駅構内。左側には、側線と保線事務所が残る。右側に駅舎。

鵡川駅の駅舎。列車は2番線しか使用せず、構内踏切を渡って駅舎のある1番線へ行く。

2番線に停車中の苫小牧行き車両。

重厚なキハ40は、北海道に似合う。

鵡川駅の駅舎。駅前にタクシー乗り場があるが、タクシーは呼ばないと来ない。

短区間営業となった日高本線に乗車 (日高本線2223D 苫小牧→鵡川)